トリバゴのCMを見て感じたこと。世間の感想や評価をアンケートで収集してみた。

今回は、トリバゴのCMを見て率直に感じたことを記載していこうかと。

でもそれだけじゃ偏った意見になっちゃうので、せっかくなので「トリバゴのCMに関するアンケート」を実施して、世間の反応を集めてみました。

目次

トリバゴのCMを見て感じたこと

近年、企業のCMが炎上したり、内容が差し替わったりして話題になるケースがたびたび見られますが、トリバゴの若い夫婦と熟年夫婦が出演しているバージョンのCMも、差し替えが行われた例のひとつですね。

まずこのCMを知らない人へ簡単に説明すると…。

若い夫婦と、熟年夫婦がそれぞれホテルのフロントで支払いをしていて、同じ宿泊プランなのに熟年夫婦の方が値段が安かった事に驚いた若い夫婦の男性が、フロントの人に「何割?」と聞きます。

それを見た熟年夫婦の女性が「トリバゴよ」と答えるものなのですが…。この「何割?」の部分が差し替わったシーンに該当します。

差し替え前のシーンでは、若い夫婦の男性はフロントではなく熟年夫婦に向かって直接「シニア割?」と発言していたのですが、このセリフに不快感や嫌悪感を抱くといった声がSNSでも多く見受けられていました。

当サイトでも過去取り上げたように、トリバゴシニア割の炎上歴史を「トリバゴCMでの「シニア割」に批判殺到!?炎上の歴史を振り返る。」にまとめております。

確かに、「シニア割?」というセリフには「あぁ、シニアだからね」というニュアンス、もっと言えば「あんたら、年寄りだもんね」という若干小バカにしたような印象を受ける可能性が高いと感じられます。

そもそも、若い男性が初対面と思われる人に対して唐突にタメぐちで訊ねているのも、実生活で考えたら失礼なものです。

あくまでもCMの中での演出であり、シーンの中の一言なので、気にならない人は全く気にならないかもしれませんが、そのたった一言でモヤッとする人はやはり一定数いたようで、結果的に該当シーンのセリフは差し替えとなりました。

もちろん企業側やCMの役者さんにとっては、せっかく撮ったシーンを差し替えることになってしまって大変だったかと思いますが、イチ視聴者としては差し替え後の方が、スッと受け入れられる内容になったのではないかと思います。

今回のトリバゴ以外にも、過去にCMのセリフが差し替わった事例として思い浮かぶのが、お風呂洗剤のスクラビングバブルのCMです。

内容は「子供の寝かしつけは頑張れるのに、お風呂の汚れは諦めちゃうの?」という感じの、子育て層を煽ったようなセリフだったものが、「疲れていても子供との時間は大切!だから、お風呂掃除くらいは楽しちゃおう!」という旨の、子育て中の親の心情に寄り添ったものに変更されていました。

なんだか先ほどのトリバゴのCMにも通ずるものがありますが、企業側は視聴者へのインパクトを重視して、一定の層がムッとするような若干煽ったセリフをあえて入れて、CMを作成しているのではないかとすら感じてしまいます。

実際にムッとする人が多かったことで、SNSを中心にCMは注目されることとなったので、炎上商法として考えるとある意味成功だったのかもしれません。

とは言っても、企業のイメージダウンに繋がるような炎上に繋がる恐れのある内容のCMは、今後はやはり避けた方が良いのではないかと感じます。

ジェンダーや働き方の違いなどで多様性が求められる時代、更にはインターネットによって誰でも簡単にクレームの声を上げることができる時代なので、企業側もさまざまなケースを想定し、視聴者に寄り添いながら時代に見合った発信をしていく必要があるはずです。

規制や縛りが多くなると窮屈で面白味の無い内容になってしまう可能性も危惧されるかもしれませんが、その中でも良い意味で記憶に残るようなCMが作られることを期待したいと思います。

余談にはなりますが、今回のトリバゴのCMでは、熟年夫婦の夫役に俳優の嶋田久作さんが出演されていました。ポジション的に目立つ役では無いものの存在感があり、贅沢な配役をしたものだなと個人的にはひっそりと好感を持ったものです。

これまでに何種類ものバージョンが放映されたトリバゴのCMですが、次はどんなパターンになるのか今後も注目していきたいと思います。

世間からの評価:アンケート収集結果

なんて、つらつらと自身の意見を並べたわけですが、ここからは世間の意見を聞いてみましょう。

今回はトリバゴのCM(夫婦ver~何割?編~)を見たことのある人を対象に、CMに対する評判・感想をアンケート集計してみました。

集計手段は以下の通りです。

【トリバゴのCM(夫婦編~何割?ver~)に対する口コミ・感想・評価を募集】

  • 調査目的:「トリバゴのCM(夫婦編~何割?ver~)に対する世間の評判収集」
  • 調査対象者:100名
  • 調査実施期間:2023年10月
  • 調査対象地域:日本
  • 調査方法:クラウドワークス
  • 質問内容:「年代」「性別」「感想」「★5段階評価」

ちなみにアンケート結果を図で表すとこんな感じでした。

トリバゴ CM 感想 アンケート結果

一部感想を抜粋しながら、★5段階評価順に記載していきます。

★★★★★(非常に好き)

」評価をつけた人は、計12人いました。(全体の12%)

40代・男性

最初は何だか胡散臭さを感じるCMだと感じていましたが、実際にトリバゴを利用することになってからはお得に宿泊することができるようになって、それからはCMに対して好感度が増していきました。

同じ部屋でも予約サイトが違うことで料金が違うこともあるので、そのことを端的にCMで表現されているのでトリバゴの特徴が分かりやすいです。

40代・女性

旅に不慣れなイメージのある年配夫婦が実はトリバゴを活用して賢くお得に宿を予約しているという意外性に、トリバゴを利用してみたい気持ちが高まる。

ほのぼの夫婦のキャスティングが絶妙で、格安を求める「がめつさ」はないが必要以上のコストはかけない「堅実さ」を感じさせ、実に現実味がある。

50代・男性

俳優の嶋田久作さんがとてもダンディで、トリバゴを利用し更にスマートな男性を演出しており、とても秀作なCMに感じます。私もいずれは彼らと同じ年代へ突入するので、このCMみたいな夫婦になりたいなって思うCMです。

40代・男性

同じホテルでも予約サイトによって価格が違うという伝えたい内容がわかりやすかった。

若いカップルと老夫婦の間でかなりの価格差があることでインパクトも感じました。

前回のエミリーが出演するCMよりも、トリバゴの魅力がわかりやすくなっており、サービス内容をうまく伝えられていると感じていたので、同じような意見の人がいて安心。

犬や猫、幼い子供や有名俳優を出演させたCMではないため、好感度が上がりにくいのは必然ですし、むしろこの評価数は健闘している方だと思います。

★★★★(まぁまぁ好き)

」評価をつけた人は、計39人いました。(全体の39%)

60代以上・女性

同じ条件なのに格安な宿泊費。

驚く若者に年配女性が微笑みながら放った「トリバゴよ」っという一言にスカッ!とする同年代の私。

新しい事に消極的になりがちな年代だからこそ、逆にアンテナを少し広げてみようと思わせるCMでした。

20代・男性

ホテルの価格を人気サイトごとに比較できるというのは非常に便利だろうなと感じた。

使ったことがないのでどこかに宿泊する機会があれば利用してみたい。

30代・女性

簡単に比較できてあんなに安く宿泊できるのならぜひ利用したいと思う反面、本当にあれほどお得に予約できるのか、信じきれない思いもある。

でもCM自体は分かりやすくていいと感じる。

30代・女性

出演している俳優さんたちはあまり見かけない方たちでしたが、とても分かりやすくて、興味が湧くCMでした。自分もトリバゴを使ってお得に宿泊したいなと思いました。

30代・女性

ホテルの宿泊支払いで、隣のカウンターの人の支払いが大分安いのに驚いた母からトリバゴで旅行に行こうと誘われて、影響力のあるCMだなと思いました。

この評価割合が最も多く、全体の39%を占めていました。

X(旧Twitter)を見ていると、批評ばかりが目立っていたので、意外と好き寄りの意見が多くて驚きましたね。

実際に母親がCMをみて相談され、トリバゴ経由で旅行を決めた人もいるとのこと。

★★★(どちらともいえない)

」評価をつけた人は、計12人いました。(全体の12%)

30代・男性

最初は「シニア割?」などと、あまりに失礼なことを言うので、驚いていた。

ただ、最近はセリフが差し替えられていて、安心した。対応力あるじゃんと思った。

友人にあのCMさ、と話を振ると同じ認識だったのかすぐにわかってもらえたので、そういう意味で目を引く印象的なCMだと思う。

30代・男性

「トリバゴよ」というワードをわざとらしく強調しているような印象を強く受けるので、正直ちょっと胡散臭く感じてしまう。

「トリバゴ」はもっとあっさり、サクッとアピールで良いと思う。サービス自体はとても良いんですから..。

30代・女性

料金比較の為に作られたCMだと思いますが、カップルの言い方があまり好きではありません。タメ口なのが…。

老夫婦の方々は優しい言い方で好印象的です。

20代・女性

若いカップルが驚いている顔が良い。

いろんな予約サイトの価格を比較できるシステムで一番最初に思いつくのはトリバゴで、発音がなんだか耳に残りやすいなと思う。

最近はバナナマンのアゴダのほうが親しみをかんじるが、トリバゴで検索を思い出す。

「可もなく不可もなく」といった意見はちらほらといったところ。

CMのわかりやすさや、トリバゴ自体のサービスの良さは評価してもらえているものの、演出や構成に違和感を感じるため、

★★(あまり好きではない)

」評価をつけた人は、計20人いました。(全体の20%)

30代・男性

トリバゴを使用せず旅行に行ったファミリーを蔑む感じにしているみたいで正直あまり良くない印象です。

(そんなつもりはなくトリバゴの優位性を際立たせたいのは分かるのですが・・・)

40代・男性

実際トリバゴを使っても、他の予約サイトに比べて、そこまで料金が安くなることはないという印象なので誇大広告だと感じる。

30代・女性

老夫婦は丁寧な対応で品があり好感が持てますが、若いカップルの彼氏の方が「何割?」と聞くときに敬語を使っていないところが、不快に感じました。

きちんと敬語を使っていたら好感が持てたと思います。

40代・女性

隣の人がホテル代として払った費用を覗き見ること自体がほとんどないし横の人の支払いをジロジロ見るのは不躾だと思う。

トリバゴより実際そのホテルに公式サイト経由で予約した方が、安く済む例もあったから嘘くさいと思う。

前述した通り、私は現在のトリバゴのCMに対しては好印象なのですが、言われてみれば確かに…と同感できる意見もちらほら。

特に「そこまで料金が安くなることはない」という意見には同意でして、対して調べもせずにホテル予約した場合を除けば、あそこまでの価格差はなかなかつかないと思います。

とはいえ、トリバゴで安くホテルを予約できるのは事実であり「トリバゴが安い理由を徹底解説!なぜ安いのか調査してみた」でも安い理由をまとめています。

★(好きではない)

」評価をつけた人は、計17人いました。(全体の17%)

30代・女性

もともと胡散臭いCMだったし、あの白人女性は一時期いろんなところでみたけど何者なのかわからなかった。

今のCMもそう。

私の周りは概ね好印象だったけど、私は気に入らなかった。

50代・女性

必ずいつもトリバゴを利用した人とそうでないひとの金額の比較で、トリバゴの勝ち、そうじゃない人の負け、トリバゴを使う人は賢い、そうじゃない人はバカ、と言われているようで好きなCMではありません。

前述したように、トリバゴでは「シニア割?」といったセリフから、炎上した経緯があります。

そのため、低評価の人たちは多いと予想していたのですが、セリフの修正が功を奏したのか、割合的には3番目に低かったですね。

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